坪単価 建物価格 ハウスメーカー

トップ >価格の比較


注文住宅は1000万円以上する大きな買い物です。

比較する住宅会社の数ですが、ほとんどの方は1社だけに依頼するなんて事はなく通常3社程度

比較され、なかには多い人で10社なんて方もいらっしゃいます。

では何を基準に住宅会社を決めるかですが、とにかくテレビCMによく出る大手が安心だから

最近流行の自然素材に実績がある会社にされる方も家から近いから選んだなど色々あります。

そして一番大きな要素でもある価格についてが実は最も難しい比較方法なんです。

金額重視しすぎて安かろう悪かろうでは折角のマイホームも25年で建替えなんて事になりかねません。

ただ値段を比較しようとすると同じ仕様でないと意味がありません。

仕様の違い

住宅の建築は様々な資材の組み合わせで作られます。

それぞれ価格が違うので比較する際とてもわかりずらい原因となっております。
部位 資材名など 高い 安い
構造 工法 木造軸組 2*4
木材 国産 外国材
樹種
基礎 ベタ
断熱材 ウレタン グラスウール
気密施工 有り なし
外装 外壁 タイル 吹付
屋根 コロニアル
サッシ 樹脂 アルミ
ガラス ペア+LOW-E ペア
内装 床材 無垢材 フローリング
建具 無垢材 シート貼り
クロス 一般品 量産品
設備 キッチン 上位グレード 下位グレード
トイレ手洗 あり なし
24時間換気 ダクト式 ダクトなし
給湯器 エコキュート ガス給湯器
しかし仕様ごとに同じグレードに合わせてこそ価格の比較が出来るのです。

全部安いとか全部高いとかなら わかりやすいですが、入り混じると比較が困難になります。

ですから 坪単価だけ聞いて判断するのは意味のない事です。

坪単価の内容

坪単価に含まれていない内容も各社様々です。

・職人さんのトイレや足場や養生シートなどの仮設工事
(ローコストメーカーでは別途が多い)

・建物外部の給水や排水や雨水の配管など屋外給排水工事
(大手ハウスメーカー含む別途が基本。弊社は本体に含む)

・網戸や防犯ガラス、バルコニーやポーチなどの外部仕様
(ローコストメーカーでは別途が多い)

・布基礎が標準でベタ基礎にすると追加費用
(一部のメーカーではいまだに布基礎標準)

・工事車両駐車場代
(全てのハウスメーカー)

・資材運搬費
(鉄骨系ハウスメーカーに多い)

・2階トイレや1階のトイレ手洗いなどの設備工事
(ローコストメーカー以外でも別途が多い)

・コンセントやテレビ端子は最小限でブレーカーの容量が小さい
(全てのハウスメーカー)

・現場監督の人件費など管理費
(ローコストメーカーでは別途が多い)

こちらも工事種別がわかってこそ判断出来る項目もあります。

唯一判断出来る方法があるとすれば
各社同じ要望の注文をして総額表示を出してもらう。

例えば 建物仕様は長期優良住宅でキッチンは○○メーカーの何で床は無垢材で外壁は塗り壁など・・・

お客様の方で指定すれば各社標準化オプション扱いは別にして総額で算出してきます。

最近ではネットで自邸の見積もりを公開している方も多いみたいです。

施工床面積なのか延床面積での坪単価なのか?
屋外給排水工事は別途計上とされているか?
他社にはない項目が付帯工事や諸経費に別途表示されていないか?
などなど是非比べてみて下さい。


一条工務店i-smartで建てるスマートハウス!>>

住宅ライター前太のこだわりハウスメーカー比較>>

子持ち金無しサラリーマン>>

MyHome DataBank>>

何を考えているの!? 松下社長>>

ハウスメーカーと工務店の価格の違い

大量生産のハウスメーカーと小さな工務店では原価の構成比が違います。

お施主様から頂く建築費用ですが、工務店は作る現場でほぼ90%近く消費するのに対し

ハウスメーカーは宣伝広告費や本社・営業マン・モデルハウス・下請け工務店の経費に掛けている事がわかります。

現場の施工費用に掛けないで腕の良い職人さんを確保するのは困難なのですがどうしているのでしょうね?


家づくりを応援する情報サイト>>

総額表示

総額表示とは要望した全ての住宅会社と契約する金額はもちろん(カーテン・照明器具・外構工事:おおよその予測金額だけでも)

設計費用に消費税やその他諸経費(登記費用や印紙代)水道分担金など全ての金額を出して貰ってください。

弊社では資金計画表を提出していますが、中には建物だけの見積もりしかなく後で水道引込みに多額の費用が掛かったなんてトラブルもあります。

総額がわかれば借入返済の目安も建てられます。是非住宅会社に家を建てる際に必要な資金全て提示して欲しいとリクエストして下さい。


マクロホームの資金計画表
弊社が建物見積もりと同時にいつも提出する総額の資金計画表はこちらから


建物の価格に反映されていない重要事項

大手(中堅)ハウスメーカー・ローコスト系ハウスメーカー・分譲系ビルダー・小さな工務店

住宅を建築する施工会社は規模や建てている住宅の内容によってさまざまな形態で呼ばれます。

なぜ住宅の坪単価が坪30万円から坪100万円と同じ敷地に建てる家なのに差があるのでしょうか?

果たして良いものが安いなんて事が住宅業界にあるのでしょうか?

あまりにも見せかけだけの価格に引っかかってしまう方が見受けられますので少し解説したいと思います。


一番安いのは分譲ビルダーの建売住宅


分譲住宅は不動産広告に出る場合、駅から何分と敷地と建物の大きさそして間取りが主な比較条件になりますので

建物の仕様にこだわる方もあまりいらっしゃいません。逆に良い仕様で高くなると売りにくくなるのです。

分譲系ビルダーが安いのは注文建築でないので仕様には特にこだわらず1箇所で5棟・10棟と建築でき

お客様との打合せもなく監督など人件費が掛からない点から安くなるのはお分かりだと思います。

現場監督を外注するなど何十棟も建てているのに社員は実に3人なんて不動産会社も結構あります。


価格表示の違い


坪29.8万円など少し前に流行ったローコスト系の販売価格ですがその金額だけでは建つわけではありません。

他社に含まれている工事が別途(オプション)になっている場合が多いのが実情で細かいルールが決まっています。

逆に工務店が言う坪単価はいままで建ててきた家がこれくらいだったよと言う坪単価で大体の目安でしかありません。

ですから比較するには全てのものを入れた総額費用を比べないとそもそもルールが違うので意味がありません。


建物仕様(全般)の違い


仕様の違いの項目でも触れていますが、もう少し掘り下げて解説します。


基礎はいまだに布基礎が標準のハウスメーカーもあるみたいですが、ベタ基礎でも仕様はさまざまです。

見えない箇所なので関心がない方も多いですが、見えない箇所ほどしっかりしているか確認して下さい。


構造は木造・鉄骨・2*4それぞれ特徴がありますが、軽量鉄骨は5階建てビルの鉄骨と違いますので木造に似ています。

当然ここは金額差が大きいのですが、鉄骨は自社工場で作っていたりするので購入する木材とは違い

単純に比較できないのですが、2*4との比較では檜などの耐久性のある木材など選べる軸組工法の方が原価は高いです。


断熱は平成25年省エネ基準の見直し平成32年には義務化となりますので各社最近力を入れている差別化項目です。

こちらは使用する断熱材の製品名(グラスウールなど)と厚みがわかればおおよそ察しが付きます。


外壁・屋根などの外装材は最近ではメンテナンス不要を売りにしたタイル貼りや瓦などを標準装備している住宅もあります。

ただ瓦や外壁タイルの場合建物自体が重くなり耐震性に影響を及ぼすので注意も必要です。


内装は工務店が無垢材の床などを採用している事が多く全般的には工務店が高価な設定をしており

ハウスメーカー系が合板の上にシートを貼った普及建材の場合が多いです。


大量発注の価格差


例えばキッチンを1台買うのと1000台買うのでは仕入れ単価が当然違います。

では仕入れ単価はどれくらい違うのでしょうか? 例えば定価100万円のキッチンの場合 物にもよりますが

ハウスメーカーの標準品くらいの場合1台購入したとして約30〜40万円程度で仕入れられます。

1000台購入して工務店の半分だとしてもその差15万円でお風呂・洗面・トイレ入れても50万円以下しか違いません。

そもそもハウスメーカーの場合OEMで住設メーカーに特別仕様で作って貰うので一般品と違います。

価格がわからないように工夫しているのもハウスメーカーの特徴です。家電量販店のエアコン販売に似ています。

逆に言うと標準でないキッチンだと割高に請求されます。


以下は注文住宅を建てる大手ハウスメーカー・工務店・ローコスト系ハウスメーカーで比べたいと思います。


経費


人件費で見ると有名ハウスメーカーの社員の賃金は高く、本社や研究所・支店の営業マン以外の人員も多く

住宅展示場と呼ばれる住宅公園の賃料は月200万円以上で契約金や広告費など多額の費用が掛かります。

モデルハウスを持たない小さな工務店と比べると雲泥の差となります。

ローコスト系ハウスメーカーも同じく本社もありますし営業マンなど分業制ですので大手と同じような人員構成となります。


設計担当


設計する担当は大手ハウスメーカーの場合は社内設計士はいるのですが主に営業マンが図面を書きます。

設計担当は工事に引き継ぐ為の役割が主な業務で新入社員以外営業マンに同行する事はまれです。

ローコスト系ハウスメーカーには設計担当はいなく営業マンがその業務を行います。

工務店はさまざまですが、そもそも営業担当がいない場合も多く有資格者が設計も営業もこなす場合が多いです。

設計の面で言うと工務店が一番丁寧で契約を急がせることもなくじっくり有資格者が対応してくれます。


設計事務所に依頼する方法もありますが、しっかり設計料を取られるので高くなってしまいます。

施工系の会社は確認申請料は頂きますが設計事務所のような設計料はサービスとなります。


現場担当


現場管理は大手ハウスメーカーは下請け工務店の監督が大工さんを段取りし現場を実質管理します。

良くも悪くも発注する下請け工務店の監督次第のところもあります。

工務店は自社で職人に直接発注し工事監督は自社の技術社員が多いです。

工事中の変更なども気軽に対応して頂けるので満足度が高い仕上がりは言うまでもありません。

ローコスト系ハウスメーカーも下請け工務店に頼まず自社の監督が行いますが、物件数が多いので

現場監督の仕事量が多く職人のミスの隠蔽やチェック漏れなどが起こる危険性が一番高いと思います。

現場の面で言うとこちらも工務店が一番親身になって現場を管理してくれます。

逆に建築の学校を卒業したばかりの新入社員に現場を任せるなどハウスメーカーの方が不安が残ります。


職人


職人の技能差も価格に影響します。ベテランで腕の良い職人では施工会社の方から次の現場も来て欲しいと

職人確保に動きますのでどうしても施工単価は高くなります。

少棟数で仲間意識の強い工務店は口(マナー)が悪く手が遅いそんな評判の悪い職人は使いません。

大手ハウスメーカーは下請け工務店が手配してくれるのですが工務店の手配なので同じような感じです。

行き場のない職人が集まるのは分譲住宅かローコスト系ハウスメーカーが多いと思います。

分譲もする大手ハウスメーカー下請け工務店の社長は職人を使い分けているよと言っていました。

補助金(おまけ)


金額の大きい新築住宅やリフォームなどの建築工事は国の重要な政策課題です。

少子高齢化で空き家増加など社会問題化している事からも長期で住み続けられるような住宅の推進や

国家間の削減目標のある地球温暖化政策では日本の場合は家庭の省エネ化が義務付けられています。

それぞれを所管する国土交通省や経済産業省などが補助金を出して奨励しています。

ZEHなど経済産業省の補助金はハウスメーカーが使えますが、実は年間50棟未満の工務店しか

使えない同様の補助金があるのはあまり有名ではありません。125万円と165万円その差40万円ですが

工務店しか利用できない補助金の方がメリットがあるのです。

総評


住宅の価格は材料費と工事費(施工費)の2つに分類されます。

材料費の違いはある程度はインターネットでも調べられますので時間がある方は検索する事をお勧めします。

しかし工事費については言及する施工会社は多くありません。

『一番腕の良い大工を段取りします。』サービストークをするハウスメーカーの営業マンもいますが

実際に自分の家を建ててくれる大工さんの腕が良いかどうかなんて素人のお客様にはわかりません。

建築基準法と言う共通のルールに則って建築するので工務店でもハウスメーカーでも差はありませんが

設計の対応から現場の品質(現場に行く回数や管理方法)そして職人の技術レベルなど人間の差は確実にあります。


どうしても建物の仕様や価格差にばかり目が行きがちですが、しっかり期待通りに建ててくれる施工体制なのか?

事前に営業マンに色々発注体制や現場監督そして職人の事など聞いてみてください。

そして価格差があるなら技術面など人的サービスの差も含め考慮して適正に判断して頂ければと思います。



マクロホーム株式会社大阪